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当記事の執筆時点では、geronimo管理コンソールで提供される *Apache mod_jk Configuration* ポートレットには、既にインストール済のWebアプリケーションを認識する際に多少具合の悪い箇所があります。回避策として、当記事はリモートApache HTTPサーバーを構成するための2つの代替案をご紹介します。

Apache Geronimoは、利用したいWebコンテナーにより2種類のフレーバーで提供されています。TomcatかJettyのどちらかお好きなディストリビューションを選べます。もしもGeronimoの前面にHTTPdを設置したいのなら、クライアントからのリクエストがGeronimoに到達できるようにHTTPdを構成しなくてはなりません。

既に述べましたが、当記事では、クライアントからのリクエストをGeronimoに送り届けるためにApache HTTPdをどのように構成すればよいかについて、2つの方法をご紹介します。それは、Apacheに同梱されている mod_proxy モジュールを使ってApacheをリバース・プロキシーにする方法と Apache Tomcat のソースと一緒に入手できる Jakarta Connector mod_jk を使用する方法です。

Apache HTTPdでリバース・プロキシーを構成する方法の場合は、Geronimo側での追加の構成をしなくとも(TomcatまたはJettyの)いずれのディストリビューションの場合であってもきちんと動きます。

Jakarta Tomcat Connectorを構成する方法の場合は、更に追加の構成作業が必要になります。必要な場面ではいくつかの新しい単語が出てきますが、この記事で扱うスコープはリモートのHTTPdを使った2層シナリオでの構成の方法である点には注意してください。

上の2つの方法に基づいて、当記事は以下の2つのセクションから成り立っています。
 

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この構成例での共通の前提として、下記がテストで利用したバーションのリストです。

  • Apache Geronimo v1.2
  • Apache HTTPd v2.2.3
  • mod_jk-apache-2.2.3.so
  • Windows XP SP2
  • No labels