Cassandraの起動は{{bin/cassandra}}のシェルスクリプトが行います。{{bin/cassandra}}で使用する設定値は、デフォルトでは別のシェルスクリプト{{bin/cassandra.in.sh}}が行います。

CASSANDRA_INCLUDE環境変数を使用して、設定を読み込むスクリプトを指定できます。例えば、

$ cp bin/cassandra.in.sh /tmp/new.in.sh
$ vi /tmp/new.in.sh
$ CASSANDRA_INCLUDE=/tmp/new.in.sh bin/cassandra

{{bin/cassandra.in.sh}}には、最大ヒープサイズ(-Xmx)は1GBなど、デフォルト値がいろいろと設定されています。最大ヒープサイズは環境にあわせてカスタマイズすべき項目でしょう。CassandraのJmxInterfaceにアクセスするポート番号も{{com.sun.management.jmxremote.port}}で設定されていて、デフォルトで8080となっています。

さらに、スクリプトはいくつかのコマンドライン引数をとります。{{-h}}オプションをつけて起動すると簡単なサマリが確認できます。

$ bin/cassandra -h
Usage: bin/cassandra [-f] [-h] [-p pidfile]
$

{{-f}}はCassandraがデーモン化するのを防ぎ、フォアグラウンドで起動するよう強制します。{{-p <pidfile>}}はプロセスIDを記述するファイルを指定します({{kill $(cat pidfile)}}としてシャットダウンできるので便利です)。

メモ: Debianパッケージはinitスクリプトとjsvcを使用してCassandraの起動と停止を制御します。起動オプションは/etc/default/cassandra(/usr/share/cassandra/cassandra.in.shではありません)に設定します。

Operations_JPも参照してください。

https://c.statcounter.com/9397521/0/fe557aad/1/|stats

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